今回は、東京都知事選挙の振り返りと分析をしています。選挙期間中、毎日蓮舫候補の選挙活動を追い続け、動画を作成してきた私が思う蓮舫氏の敗因として2点を挙げています。1つ目は、蓮舫陣営の支持基盤が固められなかったことです。立憲民主党や共産党の支持層でさえ、一部が小池百合子氏や石丸伸二氏に流れてしまいました。2つ目は、YouTubeなどのSNS戦略が不十分だったことです。石丸陣営がYouTubeを活用して無党派層にアプローチできたのに対し、蓮舫陣営は切り抜き動画が少なく、無党派層への訴求が弱かったと分析できます。この敗因から、蓮舫陣営は改善点を見出していかねばなりません。
東京都知事選における活動の振り返り
蓮舫氏の選挙活動を16日間追い続け、動画を撮り続けました。
選挙において大事なのは陣営が一丸となって戦えるかどうかですが、戦いながら疑問点もありました。選挙後に話せればと溜め込んでいたので、今回の配信で語っています。
敗因は大きく2つあります。
1つ目は、蓮舫氏の支持層である立憲民主党や共産党の支持者の票が割れてしまったこと。2つ目は、YouTubeにおける戦いで負けてしまったことです。
蓮舫氏の主張は有権者に届かず、石丸氏に押される結果なってしまいました。
敗因の分析① 支持基盤の固め
蓮舫陣営は、自身の支持層を固めるために共産党や立憲民主党の支持者が多い地域を中心に街頭演説を行いました。しかし、NHKの結果を見ると、立憲民主党や共産党の支持層でさえ一部が小池百合子氏や石丸伸二氏に流れてしまったことが示されています。
つまり、支持基盤の固めが十分にできなかったことが敗因の一つです。共産党支持者から見ると、蓮舫氏は右寄りの人物と見られており、一方、立憲支持層の票が割れた理由の一つとして、蓮舫氏が無所属で出馬したことも影響した可能性があります。
敗因の分析② YouTube戦略の不足
YouTubeなどのSNS戦略が不十分だったことが2つ目の敗因として挙げられます。石丸陣営がYouTubeを活用して無党派層にアプローチできたのに対し、蓮舫陣営は切り抜き動画が少なく、動画投稿の頻度も低いため無党派層への訴求が弱かったのは否めません。
YouTubeショートの活用も遅れ気味であり、総じて蓮舫陣営のYouTube戦略は不十分だったと言えます。動画の質は良かったですが、動画の狙いや戦略が不明確だったのではないでしょうか。
改善点
蓮舫陣営は、この敗因を認識し、改善点を見出していかねばなりません。負けた理由をしっかり分析し、それを改善して実践できるかどうかが鍵になります。
また、応援者一人一人が、自分の行動が本当に候補者の勝利に寄与したかを振り返る必要があります。次の参議院選挙に向けて、今回の教訓を活かさなければなりません。
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